ストーリー
　芳明帝国の建国記念日に帝に献上される国花・風水幻花。その花は賜家田（しけた）村のみに咲く高価なもので、花を狙う盗賊野党類に襲ってくる事も。そいつらから風水幻花を唯一守るのは１５歳の少女李姫である。
　そんなある日、李姫が盗賊と思って倒したのは都から風水幻花輸送の警護に乗り出した将軍獅焔達であった。そして李姫も搬送の守り人として都までの旅に同行するのだが、彼らの側には風水幻花強奪を狙う邪枉盗賊団影があるのだった･･･。
登場人物
李姫（りき）
　この漫画の主人公、１５歳。唯一芳明帝国の国花・風水幻花が咲く賜家田（しけた）村唯一の花の守り人。将軍・獅焔が風水幻花を都へ献上の為運ぶ際、ちゃっかりと守り人として同行する。幼い頃に病で亡くなった父の話により、都に少なからず憧れを持っている。 武器は三節棍。ばーさまのきょ〜れつなせっかんに耐えのける体力の持ち主。
幸三（こうぞう）
　李姫といつも一緒にいるお猿さん。かなり知恵がまわりイタズラ好き。作者の弟がモデルらしい。
獅焔（しえん）
　風水幻花を都へ献上する使者の将軍。前の年は大人数で目立った為風水幻花を奪われてしまったので、今回は獅焔・禅號・久嶺の少数精鋭で結成される事に。１８歳らしいがそうは見えない。
剳矢（とうや）
　数日前にやって来た賜家田村の李姫の近所に住む陳じいちゃんの孫。しかしその正体は前年に風水幻花奪い取った邪枉盗賊団の一人。風水幻花を原料とした傀儡香を使い、今年も風水幻花を盗めるよう李姫達の味方と思わしといていた。
奨（しょう）
　傀儡香欲しさに風水幻花を狙う邪枉盗賊団の一人。剳矢とは幼い頃からの知り合いらしく。その時に出来た心の傷により接近戦恐怖症になっている。鉄扇と言う遠距離攻撃に有利な武器を使う。女装が得意で獅焔を騙したことも、剳矢は子供時代に騙されて惚れていた。美人の彼女がいる。
ばーさま
　李姫の祖母にあたり、とても元気でパワフルなばーさん。風水幻花に関して詳しく知る村の代表者。作者のおばあちゃんがモデルらしい。
禅號（ぜんごう）
　獅焔将軍の部下。眼帯姿で選ばれた精鋭らしいが、旅の中では幸三のイタズラのおもちゃにしかなっていない。帝国が危機に陥ると○禅（まるぜん）仮面になるとかならないとか（笑）
久嶺（くみね）
　獅焔将軍の部下。悲しいぐらい地味。禅號よりキャラが立ってない？
蕾（らい）
　邪枉盗賊団のリーダー格。毒針が得意。美人の彼女がいる。
荒馬（ファンマー）
　賜家田村の野生の暴れ馬だったが、いろいろ会って李姫の旅の馬に。剳矢の相当な恨みを持っている。